カラスビャシャク

カラスビャシャク

 

学名 Pinellia ternata  サトイモ科の植物  原産地 日本、中国 

 

漢方屋で知らない人はいないくらい超有名な生薬「半夏」です。 生薬として使用するのは根茎です。

半夏厚朴湯、半夏瀉心湯など汎用漢方があります。

 

この生薬はそのまま食べると咳が止まらなくなります。それを中和するのは生姜です。

ですから漢方処方では半夏と生姜はセットで処方に組み込まれています。

和多志は生薬を覚えるためになんでもかじりました。半夏もポリポリしてうまいなあとおもって食べていましたが、とたんに咳込みました。工場長に聞いたところ、すぐに生姜を食べろといわれました。するとすぐに咳が止まったのです。 

あの時の感動は今も忘れていないです。

 

 

     【カラスビャシャク】

カラスビャシャク

 

食用 有毒です 食べちゃダメです 

 

薬用 根は、制吐、消炎、去痰、解熱、唾液分泌促進、消化促進作用がある。

また、脾臓を強化する。

現代の研究では、吐き気と嘔吐のコントロールに非常に効果的であることが示されている。 また、通常激しい吐き気を引き起こす胆石を手術なしで取り除くための中国の処方箋の成分でもある。

根はまた、薄い水のような痰を伴う咳や胃炎の治療に内用される。

生の根は非常に刺激的で毒素を含むが、乾燥させるか茶や酢に浸すことで中和される。

根は夏に収穫され、後で使用するために乾燥されるが、生のまま使用すべきではない。

この植物の抽出物には鎮痛作用、制吐作用、抗がん作用、鎮静作用があることが示されている。

 

花言葉 ガキ大将 心落ち着けて

 

撮影地 愛知県知多郡阿久比町

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