カワラヨモギ

カワラヨモギ

 

学名 Artemisia capillaris  キク科の植物 平安時代の辞書「和名類聚抄」にも収載されている薬草です。 原産は日本。

 なんとアイヌ語にも登場します。 ピタルカウンノヤだそうです。

 

ツボミ、頭花は茵陳蒿(インチンコウ)として生薬として利用されております。 

茵陳蒿湯(いんちんこうとう)という処方は漢方業界では有名です。

肝臓の薬で黄疸を治してくれるすごい薬です。インチンコウ、大黄、山梔子です。なんともシンプルな処方。

 

いやー漢方業界では有名ですが、なかなか野生のカワラヨモギを見つけるのは困難です。 YES!って感じ。

 

       【カワラヨモギ】

カワラヨモギ

 

食用 茎と葉は喰えます ヨモギみたいなものです。 妊婦には禁忌なので妊婦は食べない方がいいです。

 

薬用 茵陳蒿は、2,000年以上も前から中国の漢方薬として用いられてきた。

苦味と冷却作用のある薬草とされ、肝臓と胆管の「湿熱」を取り除き、熱を和らげる。

肝臓の問題に効果的な治療薬であり、特に黄疸を伴う肝炎の治療に役立つ。

現代の研究では、この植物が肝臓、胆嚢、消化器系を強壮し、強化する効果があることが確認されている。

葉と若芽は抗菌作用、抗コレステロール作用、抗ウイルス作用、胆汁分泌促進作用、利尿作用、解熱作用、血管拡張作用がある。 黄疸、肝炎、胆のう炎、発熱性疾患の治療に煎じ薬を内服する。

外用では、頭痛の治療に絆創膏の形で塗布される。

植物は晩春に収穫され、後で使用するために乾燥させることができる。 妊婦には禁忌である。

 

花言葉 幸福

 

撮影地 愛知県知多郡阿久比町

 

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