偉人シリーズ H部長

偉人シリーズ H氏

 

直属の営業部長の上司の方でした。当時はへんな禿げたおっさん(ごめんなさい)やなあと思っていました。ユニークでダジャレまみれの毎日で、自己中心的に生きている方でした。

H氏と寝食を共にしていましたが、いちばん驚いたのは、当時は当たり前だったバーコード頭が、お風呂に入ったときに、落ち武者のようになっていたのはドン引きしました。あれはマジ怖かった。 亡霊かと。

 

営業という仕事は1円でも高く売るのが仕事だと教えてくれたのもこのHさんです。 そういう努力をしなく安売りに走るのであれば、自動販売機で十分で営業はいらないと。

通常お客さんとの間には初めからはつながらない。価格が高いとか条件が悪いとかいろいろなことがあって最初からはつながらなく、ミゾがあるのが普通であると。 そのミゾをなんとか埋めるようにするのが営業であるとも教えてくれました。

 

 

なかでも名言は「ノウハウがないのがノウハウだ」というセリフです。 おもわず「は?」何言うてんねんと。しかしよくよく考えれば、隠せば隠すほど相手は知りたがるという心理を突いた作戦です。 

ノウハウでもなんでもないことをノウハウがあるように見せて、相手の情報を引き出すプロでした。

 

詐欺師とトップセールスマンの違いを教えてくれたのもHさんでした。営業の能力を悪意を持って使えば詐欺師。善意をもってつかえばトップセールスマンなんだと。

 

せこいとケチの違いもHさんから学びました。 せこいは必要なものまでけちることだと。 ケチは必要なものはバンと使うことだと。 

 

こまめに面談すること。電話でもいいが、面談が一番効果があると教えてくれました。 10分の面談を10回するのと、60分の面談を一回するのでは前者の方が効果が高いということです。 確かにこれは心理学で証明されています。感覚的にわかっていたのでしょうね。

 

はやり人との出会いの素晴らしいなと感じるのは自分の考えをリフレームできる相手に出会った時です。

 

素晴らしい出会いをありがとうございます