映画 エルビスプレスリー

映画 エルビスプレスリー

 

あまり見たいと思わなかったが、パートナーがみたいというのでしぶしぶ見に行ったが、なんのなんの、大変勉強になった映画であった。 それにエルビスプレスリーを知っているだけで、どんな人だったのかどんな歌を歌っているのかは認識がないということを知りました。 私は本でも映画でも勉強にならないものは嫌いです。 勉強になるというのは情報はもちろん、新たな視点、自己発見、自己認識能力の向上できるものをいいます。

 

ではなぜロックンローラーの映画を見て勉強になったかですが、アメリカの人種差別を肌で感じることができたからです。 エルビスプレスリーは白人でありながら、貧乏のため、黒人居住区の白人地区に住んでいたというのが、ロックンローラーとしての礎になったのではと思います。 人種差別の流れで、音楽も差別しているのが肌で感じました。 

なるほどねえ。 人種差別というのはこういうところにあるんだと。 私が差別的に感じたのは、黒人は下品、黒人の踊り、音楽も下品。 その下品の音楽を白人が歌うなんて、ありえない。 法律までありました。 それは人種隔離法です。 エルビスプレスリーはこの法律への挑戦をしていたと思います。 アメリカ歴史については人種隔離法は今だから悪法といえますが、当時は正当だったのです。

 

エルビスプレスリーは白人でありながら、黒人と交わりそういった考え、思想はなかったようです。 日本國も戦前、有色人種に対しての差別はおかしいという声をあげた国の1つです。やり方は異なりますが、まったく同じ思想です。

 

エルビスプレスリーは白人でありながら、黒人の歌を歌い、黒人のダンスをする内容であった。セクシャリティバリバリの歌や踊り。 

 

お金を稼げる芸能人への取り巻きの出現、お金での支配、馬車馬のごとく働かされてシャブ漬けの上、42歳で死亡。

 

改めてお金支配の現世を思い知らされました。 お金によって奴隷のされていくシステムを認識しているのかの問題だなと思いました。 現代の奴隷システムはさらに高度化しているために高度な自己認識能力をもっていても、もっと根深い洗脳が施されており、よほど気を付けないと、食事中毒、糖質中毒、病院中毒などになってしまいます。これらの中毒はシャブ中毒より怖いです。 

 

エルビスプレスリーは私にとって大変リアルで勉強になる映画の一つでありました。 ありがとうございました。