エキス紹介 コーンシルクエキスパウダー

エキス紹介 コーンシルクエキスパウダー

 

コーンシルクというと聞こえはいいですが、トウモロコシの髭のことです。 南蛮毛ともいいます。 南蛮漬け、南蛮貿易、チキン南蛮などなどいわれている南蛮と同じ意味です。

 

日常では捨てられてしまう部分だと思いますが、これがなんと薬なんですよ。 日本ではちょっと前までい医薬品として指定されていましたので、あまり認知度はないですが今は食品で販売できます。

 

成分は未詳です。 成分は規格化できません。 しかし和多志はクレアニチンが高い友人に飲んでもらって、下がったことがあるのでコーンシルクは腎臓の特効薬ではないかと考えています。

 

ご参考

血清クレアチニンの基準値

男性 0.6~1.1(mg/dl)女性 0.4~0.7(mg/dl)

 

クレアニチンはクレアチンの代謝物です。 クレアニチンは100%腎臓で捨てられますので、腎機能を診るのに利用されます。

 

その友人はクレアニチンが1.4ありました。 コーンシルクエキスタブレットを飲んでもらったら、1か月で1.1まで回復したのです。 当時EGFRはまだまだ一般的ではなかったので、わかりませんが、EGFRはおそらく50ml/min を切っていたと思われます。現在は正常とされるのは60ml/min以上です。 1.1まで回復したとなると60ml/minまで戻ったことになるので、正常値になります。 

 

当時の常識は腎機能は回復しないということでしたので、大変驚いたことを覚えています。 腎機能は回復するのか?と深く記憶に刻まれました。

 

この南蛮毛ことコーンシルクは薬であったにも関わらず、漢方処方には一切使用されておりません。実は南蛮毛は漢方薬ではなく和方薬なのです。なぜかというと中国では玉米鬚というからです。

 

悲しいですねえ。 生薬系の薬をみると全部漢方といってしまうところが。 まあ気持ちはわからなくもないですが。 わかりやすいし。 

 

そんなコーンシルクは薬効的には利水、利尿作用があります。 この利水作用というのは、処方では五苓散が有名です。気圧性頭痛、二日酔いに応用される漢方処方です。

 

この利水作用というのは、人間は70%くらいが水分でできているにもかかわらず、現代医療ではこの水分に対してはあまり研究されておらず、薬も1つもありません。漢方にはあります。

 

利水作用というのは、この水分を循環させて、ごみを取り去る作用のことをいいます。

 

プールで例えるのであれば、水を循環させてごみをとらないと、藻が発生したり、落ち葉、昆虫の死骸などが落ちてきて、プールの水が濁ってしまいます。 利水作用というのはこのプールの水を濁らせない、腐らせないために循環させて、ごみをとる作用のことをいいます。

 

体内のごみは2つあります。 1つは体液に溶けているゴミです。このごみは血液に入り、腎臓に運ばれて、腎臓で捨てられます。  1日に濾過している血液は150Lから180Lです。

体重60kgの人であれば5L程度の血液となります。 

つまり腎臓は30回から36回も一日に濾過している計算になります。

 

EGFRで考えてみると、EGFR60の人は一時間に3.6Lの濾過機能となり、一日では86Lの濾過量となります。 前述の150Lの濾過量から逆算してみるとEGFRが104となります。

 

このろ過量から逆算したEGRFが104という数字から考えると現代の日本人の腎機能がいかに低下しているのかわかります。 それも60以上で正常値という基準です。 17回しか濾過できていません。 今までの常識では30回ですから、ほぼ半分です。

 

体のごみはもう1つあります。それは水に溶けないゴミです。細胞の死骸、たんぱく代謝物などです。これは血液にはいれないので、体液としてリンパを使い、最終的には大腸から捨てられます。

また頭には脳脊髄液という体液があり、一日に3回から4回循環しているといわれています。脳は脳脊髄液に浮かんでおり、この脳脊髄液の循環が悪いと気圧性の頭痛が発生します。 脳脊髄液の循環が悪いと頭痛だけではなく、悪心、吐き気、ぴかぴか光る前兆を伴う片頭痛、耳鳴りなど中枢性の症状がおきます。 それは気圧が変化することで脳が沈み込み、神経を引っ張ってしまうためにおこる不定愁訴となります。

 

この頭のごみは脊髄に運ばれて、脊髄からリンパを使って大腸へ運ばれて捨てられます。

こうして頭のごみ、體のごみが大腸に捨てられて體を常にきれいにしているのです。

 

體にごみがたまると疲れが取れなかったり、體のごみが抗原になって、自己免疫疾患を起こします。リウマチ、シェーグレン症候群などの膠原病です。 

 

頭からごみが排出できなくなると、最終的にはβアミロイドといわれるシミが原因で認知症になってしまうことでしょう。

 

利水作用というのは現代人にとって、特に日本人にとって大変重要な作用であります。

 

このコーンシルクはこの利水作用をもっている実に興味深い生薬です。 

 

腎機能低下、気圧性の頭痛や耳鳴りに思い当たるなら、ぜひ試してみる価値はあるかと存じます。

 

なお、コーンシルクを配合したシミ消しサプリを開発中です。 効果が出るといいけど。

 

  

 

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