厚生労働省の掲げる地域包括ケアシステムとは
厚生労働省の掲げる地域包括ケアシステムとは
団塊の世代が75歳を迎える2025年に向けて、住み慣れた地域で高齢者が過ごせるようにケアしていくシステムですって。
以下厚生労働省からの抜粋です。
「2025年(令和7年)を目途に、高齢者の尊厳の保持と自立生活の支援の目的のもとで、可能な限り住み慣れた地域で、自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、地域の包括的な支援・サービス提供体制(地域包括ケアシステム)の構築を推進」
これは裏返せば、いかに現在の高齢者が尊厳を奪われて、住み慣れていない施設などで自分らしい暮らしができていない。 その理由は地域のサービス体制のなさにあるということでしょうか。
この説明を見る限り地域包括ケアマネージャーたる役職をつくって、高齢者の包括的に面倒をみるというような形です。
地域包括ケアシステムというのはあくまでも市町村主導だということですが、こんなシステムで動くのでしょうか?
50年前に比べたら元気な高齢者がたくさんいるし、もっと働きたいという人もいるでしょう。
やりがいとかボランタリー経済の推進などで予算を使った方がいいかと存じますが、 この流れで行くと、厚生労働省は地方自治体に対して指導をして、地方自治体はどうしていいかわからず動けずみたいにならないといいですが。
2025年なんてすぐですよね。 あと2年でやってきます。たった2年で地域包括ケアシステムが構築されるとはとても思えないですがどうでしょう。高齢者だけに目を向けていますが、高齢者の家族、息子さんや娘さんの生活もありますから。
空き家問題、一人暮らしの高齢者、このままいくと地域丸ごと無人化してしまう可能性だってありますし、田舎ほど、その状態がひどく、買い物難民、30年前のニュータウンが全国でどんどんオールドタウンになり、ゴーストタウンになっていっています。日々の生活が成り立つかどうか、病院に行くのにタクシーでしかいけないなど。
生活基盤が崩壊していることには目を向けないのかなと。
絵にかいた餅にならなければいいけど。