養生訓
養生訓
この本は漢方キッチンの坂口先生の書籍を読んでいて知りました。 300年前ごろ江戸時代に書かれた書籍です。
作者は貝原益軒先生。
この方は、儒学者、医者、農学者でした。 有名なのが「大和本草」です。
食べ物から、食べ方から、日常生活、感情までありとあらゆることが書かれていました。この通りに生きたら健康になるだろうけど8割くらいで勘弁してほしいなと思いました。
当時はまさにアメリカの医療制度のようなもので、医者にかかるにはお金が必要で、貧乏人は医者にかかかれないし、薬なんて高価で買えませんでしたから。
ですからいかに病気にならないかがポイントでした。 今でもこの養生訓は大変役に立つと思います。
ここまで踏み込んで養生する方法を説いている書籍は見たことがありません。
この書籍を読んでいて気になった点は、睡眠です。日本人は時間に追われて生きており睡眠時間をけずって仕事をしたり、遊んだりしています。
睡眠は大変重要だなと最近感じています。 時間は人によって違うので、なんとも言えませんが和多志の場合は、7時間が必要な時間です。 22時に寝て5時に起きるのがベストですね。
寝ている時間は體は体液を循環させ體の掃除をします。グリンファティックシステムが稼働します。またヒト成長ホルモンが分泌されて體が若返ります。 サプリで分泌促進もいいですが、生体の仕組みを理解して対処した方がお金もかかりませんし、體にもいいかと存じます。 なんてったって寝るだけですから。
寝る時間も大切で一番分泌されるのが22時から2時の4時間が重要だといわれています。
早寝早起きというのは理屈に合っているのですね。 先人の知恵であり、まさに温故知新ではないかと存じます。
現代では病気になれば薬飲めばいいという安易な思考になっています。 病院もたくさんありますし、また健康保険が7割も払ってくれるので、数百円から数千円程度で診察、薬が手に入るので、病気に対して予防医学的なもの発達しません。
病院も毎日来てほしいくらいなので、ウェルカムです。同じ病氣でセカンドオピニオンとして病院にかかっても保険組合から文句を言われることもありません。
でも一番大切なのは、病気にならない予防医学だと和多志は思います。
先人の方々が残した、病気にならない考え方、生活習慣などなど、大変役に立つ書籍だと和多志は思います。
是非一読されるとよろしいかと思います。