悪貨良貨を駆逐する ヤブ医者
悪貨良貨を駆逐する ヤブ医者
この「悪貨良貨を駆逐する」は経済用語ですが、医療の業界でも当てはまります。
ヤブ医者と聞くと、へたな医者というイメージですが、本当は現代の兵庫県養父市にいた名医のことを言ってたのです。 養父医者とはなんと名医のことだったのです。
江戸時代は医者の免許制度がなかったので、誰でも自分は医者だとなのれば医者でした。
ですから、自分が養父医者だということを名乗って医療行為をしたのですが、多くがにわか医師なので、診療もめちゃくちゃで、なんだー評判ほどではないなということで、へたうつ医者のことをやぶ医者とよばれるようになってしまったのです。
現代では免許制度が充実しているので、そこまでひどい医者はいないですが、倫理観にかけるビジネスドクターがちらほら散見されますが。
江戸時代は新聞は瓦版、テレビもラジオない時代ですから、口コミが主流です。
口コミでどんどん広がってくると、それにのっかるエセ医者が聞きつけぶら下がってきたのでしょう。
この手法は今も昔もかわりません。
今はインターネットがあり、個人でも発信できる時代ですが、今の時代でも同じことが起こっていますね。