和多志にとっての新単語「ペシミズム」
和多志にとっての新単語「ペシミズム」
理系の人間なのでこのような言葉は知りませんでした。
ペシミズムは厭世観、厭世主義、悲観主義のことで、日本人には多いだろうなと。
逆はオプティミズムといいます。これは聞いたことがあります。楽観主義ですよね。
日本人はなぜか悪い方向へ悪い方向へ考える癖があるのか心配性なのか、そういった遺伝子を持っているのか知りませんが多いなと感じます。
この地上は悪が支配していて生きている限りはこの悪は根絶できないという考えで、最終的には生きている価値はなく、自殺してまう考え方です。
日本人が自殺が多いのもそうなんでしょう。
バブルが崩壊して3万人を超える自殺者がいましたが、現在は2万人を超えているくらいまでおちてきています。 これから再度バブルが崩壊していきますので、また失業者が増えて、自殺が増えてくるものと思われます。
悲観主義というのは理解できますが、この世に生まれてきただけでも和多志はすごい奇跡ではないかと思うわけです。
卵子に精子がくっつくところからいくと、1個の卵子に3億以上の精子が一斉にめがけていくわけです。
人間に例えたら3億人というとアメリカの人口です。あのアメリカで3億人の男子が、1日との女性をめがけて突進していくのです。
そして一人だけと結婚してあとの残りの男子はすべて死んでしまうのです。
受精しても、出産まで、着床せず、流産、死産、出産時に窒息死などなどさまざまな困難を乗り越えてやっと生まれるのです。
このような奇跡の上で生きていることをご存じであれば、悲観主義にはならないのかなと思います。
ただこのペシミズムを経営で生かすとなるとちょっと変わってきます。
経営をオプティミズムで進めると、会社は倒産してしまうことになるからです。
経営ではペシミズムを持ち、リスクヘッジしながら、オプティミズム的に進める必要があります。
そういった意味ではペシミズムは大変有効な考え方と思います。
新商品が売れなかったらどうしようなんていつもおこります。 では開発止めればいいかということではなく、新商品を発売するのに、赤字にならないくらいの売価にして、最低限の生産量で製造してくれる先を探して、売れるようになったら大量生産して原価をさげて売ろうというやり方です。
いきなり、売れるかどうかわからない商品を何万、何十万も生産するなんて愚の骨頂です。
例えば販売稟議をだして、上司が売れるのかどうか 必ず売れるのだろうなとか、売れる根拠はどうかとかいろいろ聞かれると思います。 売れなかった場合の100%の損金に対して上司がどこまで決裁できるのかをみると、上司の力量が問われます。
テスト販売ということであれば力量のない上司でも決裁しやすいので、ペシミズム上司だったとしても稟議はとおり安いと思います。 数十万も決裁できない上司であれば、あきらめて転職したほうがいいでしょう。