健康増進法改正 2022年12月5日
健康増進法改正 2022年12月5日
健康食品にかかる法律は、食品衛生法、薬機法、景表法、健康増進法と関わりますが、健康増進法の改正が今までの常識を覆すような改正でした。
いままでの常識では、社会通念上一般人が優良誤認しないという大前提がありました。
ですから、ラーメンやチャーハンをみて医薬品として誤認しなけば、イチョウエキスラーメンとして認知症に効くラーメンとしても薬機法にも健康増進法にもひっかかりませんでしたが、今回の改正でこの社会通念上一般人というのが削除されてしまい、ラーメンでもそばでも、効能効果をうたったりしてはだめになりました。
この改正の意味するのは、効能効果をうたいたかったら、機能性表示食品の制度があるので、その制度を利用しなさいということに見えます。
栄養機能食品、機能性表示食品、特定栄養保健食品が効能効果が書けるので、その範囲でやってくれということでしょう。
栄養機能食品はだれでもできてしまうため、企業的に面白くないです。
特定栄養保健食品は開発は1億くらいかかるから、やりたくないですよね。
機能性表示食品はSR(文献上での証明)で届け出ができるため、200万でやれますが、誰でもできてしまうため、お金のある会社は自ら臨床試験を実施して5000万円くらいかけて機能性表示食品の届け出をします。
ますます、胡散臭い健康食品が締め出されることになってきたようです。