新単語「静かな退職」
新単語「静かな退職」
ふと見た記事から、静かな退職という言葉が飛び込んできた。 なんじゃそりゃと。 黙って辞めていくということかなと思いきや、全然違っていた。
quiet quittingという言葉の日本語訳だった。 会社は辞めないで、言われたことだけをやる。必要以上のことはしない。給料のためだけにやるみたいな、一見やる気のない社員のような印象。
昨年アメリカからこのような言葉が生まれたようだった。
なるほどな。 和多志はお客さんところにいくと、優秀な人ばかり(ドクターとかマスターとか)いるが、新商品がまったくでないんだよなとよく聞く。
もしくはネガティブな発想で、これをやっても無駄だとか、それはできないとか、そういう意見ばかりで開発は全くしない連中の話はよく聞く。
しかし静かな退職という概念は初めて聞いた。でも容易にこういう静かな退職を実践している人が多くいることは見当がつく。
というのは出世できない、評価されない、アイディアも出せない。指示待ちなど何もできない社員がたくさんいると推察される。
会社にくれば給料が出るということで通勤しているだけ。まあ和多志からみれば、こんな楽な仕事はないだろうけど、和多志がやれといわれると、それはまさに拷問のような時間となるだろうな。
このような単語が出てきてなるほどと思ったが、現実日本の会社員のマーケットではおそらく九割以上がそのような状態ではないかと推察する。さらに処世術で、ごますりと太鼓持ちだけで出世して行くことが日本社会では善とされて、結局何もできない人が出世して上司になっていく。このような無能上司が繁殖していく会社はいずれ傾くことは必至である。
このような静かな退職というのは、公務員にはよく見られるケースではあるが、まさか一般の社会まで浸透しているとは驚いた。しかしながら最近大手になればなるほど組織が大きくなればなるほど。どうも官僚化していく傾向が見られると感じてる。
官僚化して行くということはまさに役所的なものであり、役所的なものであるということは減点志向の評価システムを取り入れることであり、自分の担当者の時にはミスが起こらないようにするだけ。リスクヘッジ型の官僚組織になって行くのでしょう。
こうなればなるほど部下はやる気をなくし、新入社員は別の評価システムを見つけると絶望し直ちに退社する。やめれなければ、静かな退職がさらに進むのであろう。または会社でエネルギーを使うのはなるべく避けてアフターファイブもしくは自分の趣味から副業に力を入れて行くことになるのであろう。
以前公務員だった人から、公務員三原則があるんだと聞いた。 それは「遅刻しない」「休まない」「働かない」というこだった。 まさに静かな退職そのものじゃないかと。 その方は遅刻はするし、休むし、仕事をバリバリやるので役所では嫌われ者でしたが。定年になって、普通延長勤務で声かかるけど、声がかからずささっと辞めることになったそうだ。
静かな退職というのは一見悪いように見えるが、和多志から見れば、そうではなくて自分を取り戻すきっかけになるのではないかと推察する。自分を取り戻すというのは嫌なことをやらずに好きなことをやって生活をすることに他ならない。いやなことをやればやるほどストレスになって様々なところで體が反応し、病気を誘発するから。病気になれば、病院に行って飲まないでもいい薬を飲まされて、さらに状況が悪くなるっていう繰り返しを日本人はやっていると思う。
一見静かな退職は悪い印象だと思ったが、将来的に見れば、自分を取り持ちつつきっかけになり、自分の好きなことで収入を得れるような流れになって行く明るい情報だと感じました。どんどん静かな退職が進んでいけばよろしいかと思います。
そうすれば、会社の業績は悪化し、会社は傾き、リストラをして無能な上司が首になるか、不要な会社として倒産、解散されると思います。
日本の未来は明るい。