腎臓の驚くべき機能

腎臓の驚くべき機能

 

腎臓は血液を一日50~60回くらい濾過して、尿を作ります。 下水処理みたいなもんです。

 

 

人類は透析技術を開発して、腎臓が破壊されても透析をすることで尿毒症ですぐには死なずに済むようになりました。

 

尿毒症は體にとって最大の毒であるアンモニアを肝臓で解毒して弱毒化して尿素に変えていますが、その尿素がたまることで発症します。

 

一気に老化が進み3日で死に至ります。

 

1 尿量の減少: 腎臓の機能低下により、尿の量が減少します。排尿頻度や排尿量の変化が生じる場合があります。

2 疲労感: 体内の老廃物や余分な水分が蓄積するため、疲労感や倦怠感が現れることがあります。

3 食欲不振と体重減少: 腎臓の機能低下により、食欲が減退し、体重が減少することがあります。

4 吐き気や嘔吐: 腎臓機能が低下することで、体内の毒素が増えるため、吐き気や嘔吐が生じることがあります。

4 痙攣や筋肉のけいれん: 腎臓の機能低下により、体内の電解質バランスが崩れることがあり、痙攣や筋肉のけいれんが起こることがあります。

5 貧血: 腎臓は赤血球の生成にも関与しています。腎臓の機能低下により、貧血が生じることがあります。

 

いかに大切な臓器なんでしょう。

 

健康診断を受けるとeGFRという検査項目があります。これは腎臓の機能を表したものです。

 

このeGFRが100だったら、一分間に100mlの血液をろ過することができることを意味します。

 

現在日本では60以上が正常値と言われています。

 

30で要注意。治療対象です。 一桁になると透析となります。

 

現在腎臓の薬もぼつぼつでてきているので、治療できるようになりました。

 

その前に腎臓は以前は治せない臓器として定義されておりましたが、最近は腎臓は治療できることが判明しています。 

 

常識が変わっています。

 

世界的に腎機能は問題ですので、研究されています。 その中でよく見かけるのは黄耆(オウギ)です。

黄耆のアストラガロシドが腎機能を高めることがわかっています。

他にはコーンシルクなどがあります。

 

医薬品であれば適応外ではアルダクトンA、スタチン系があり、よく勉強している先生であれば、eGFRが30くらいになると、こっそり処方してくれます。 

糖尿病性腎症の効能をもつ新薬ケレンディアがあります。

また腎機能を高めることで寿命にも直結しているようで、腎機能を高めることはアンチエイジングにも通じることになります。

 

食品添加物のリン酸塩が腎機能を低下することがわかっています。 絶対に食べてはいけないとは言いませんが、pH調整剤、日持ち向上剤など便利な食品ほど入っていますので、ほとほどにしておいた方がいです。

 

一年に一回は健康診断をうけて、eGFRは常にチェックしておいてください。