お盆です

お盆です

 

サラリーマンの時は年末年始、ゴールデンウイークにならび、楽しみなお盆休みでしたなあ。

 

お盆は仏教でもなく神道でもなく、日本古来の伝統的な習わしです。

 

その理由は宗教化していない、経典がない、お経がない。 ただただご先祖様に1年に一度、現世に帰ってくるとして、感謝感謝するイベントです。 

お盆はどうやらインドから来た習わしのようで、盂蘭盆会(うらぼんえ)と正式にはいうそうですが、この語源はサンスクリット語のウラバンナといい、意味は逆さつりという意味だそうです。 逆さつりにあっている人を救うということらしいです。

 

本当に死者が現世に帰ってくるかどうか不明ですが、そのように考えたほうが、親兄弟、親類が集まりやすいですよね。

 

愛知県知多半島での風習は、ご飯をお供えしたり、買い物にいくのでお金をお供えしたりします。

 

現世に帰れない霊もいるので、その人達にお土産を買っていくからお金が必要だというふうに親から聞かされました。 

 

和多志が子供のころは、お盆になると親戚縁者が集まり、また寿司屋でしたので寿司の配達で大忙しでした。

今でいうウーバーイーツです。 良く手伝わされたものです。

 

和多志は寿司屋の息子なのに、なんと魚はさばけません。でも食べることはできます。

魚の目がだめですねえ。 なにか睨まれているような気持ちになります。

 

同じように牛、豚、鶏もさばけません。 すべて自分でさばかないと食えない状況になってもやれないと思います。 野草をつんで食べているだろうなと容易に想像がつきます。

 

話はそれましたが、お盆は日本人のよき習慣だと感じます。 自分が存在するためには両親がいて、その両親にまた両親がいるわけです。9代までさかのぼると1024人。13代で16384人、20代で2097152人とすさまじい先祖がいるわけです。

 

こうやって日々健康で過ごさせていることにご先祖代々として感謝するのがお盆です。

 

ありがたいことです。