新単語 細胞外小胞
新単語 細胞外小胞
細胞外に小胞があるなんて知りませんでした。
細胞外小胞は産生機構の違いからエクソソーム、マイクロベクシル、アポトーシス小体の3種類あるそうです。
エクソソーム: 直径30-150nm 後期エンドソーム膜の内向きの出芽より形成され、さらに細胞膜と友好することで完全な粒子を形成しエキソサイトーシスにより細胞外へ分泌されます。
エクソソームの働きとしてはがんが生存しやすいように細胞外の環境を整える、免疫細胞を抑制する。新生血管を誘導する、さらにほかの細胞の性質を変えるということが言われています。
まるでがん細胞の味方ですねえ。
マイクロベクシル: 直径100ー1000nm 細胞膜が外側へ出芽して分離することにより生成されます。 あまり詳細なことはわからないようだ。
アポトーシス小体: 直径50-5000nm 細胞が組織的に細胞死をおこすことで生じます。
これは働きというより細胞のごみですね。
いずれにしても細胞同士は縦のつながりと横のつながりがあり常に連携していると私は考えています。どうやって頭の先から足の先まで一瞬で伝達できるのか?
伝達物質はほかにもあるだろうと考えています。
今後の研究に期待したいと存じます。