映画 ミステリというなかれ

映画 ミステリというなかれ

 

妻が見たいというので、引きずられるように見に行きました。 単なる推理小説なんだろうなと思いつつ。

 

しかし内容は実に深くうなってしまいました。 ああいう事件は多々あっただろうなと。家族が絶滅してしまい、なりすますことが。

 

中でも印象深かったのは「男尊女卑」について、疑問を投げかけているところ。 そのメッセージが強烈すぎて、めまいがしたほど。

 

これは国家をあげて、インド、中国、日本だけではなく、世界に男尊女卑を植え付けてしまっているので、ここに気が付くのは大変困難となっているのが現状だ。

 

もともと世界は女尊男卑であったのだから。 女は賢く、男はそうでもないというのが真相である。

 

ブッタは女も男も平等であるということをいっていたのだが、男尊女卑が支配には有効なので支配者層から、ゆがめられてしまい、現在成功している。政治、経済、医療、あらゆる面で男性優位となっている。

 

同じ仕事をしているのに、給料は2/3,女は炊事、洗濯、家事、育児と押し付けられる。

 

ようやく2000年の時をこえて、男女平等というところまで来ているが、まだまだ十分ではない。

 

ストーリーも面白かったが、実に哲学的でうなってしまった映画だった。