ダイエットビューティー展示会セミナー参加

ダイエットビューティー展示会セミナー参加

 

経産省ヘルスケア産業課の方と、慶応大学医学部の先生の方のセミナーを聞きました。

 

経産省が何を言うのかなと思い聞いていると、まるで厚生労働省のようなお仕事をしているんですね。

優良企業認定業務はわからないでもないけど、会社の優良にとどまらず、社員の健康にまで踏み込んでいる、踏み込みたいみたいでした。

 

この優良企業は大企業、中小企業でかなりの数が認定を受けているそうだが、就労人口の15%しかいないとのこと。

健康意識が高い人はいいとしても、そうではない人の生活習慣を改めて健康に導くのはいきなり10メートルをジャンプさせるように聞こえた。

 

省庁間の摩擦もあるでしょうが、PHR(パーソナルヘルスレコード)を利用できるようにして、新たな産業が生み出せないかということです。

PHRにはなんと病院のカルテ、健康診断データ、日常の食生活、生活習慣、人体データが含まれるというから、究極の管理社会のように聞こえてきた。

 

病衣のカルテは患者さんや病院には開示されると患者さんも納得いくし、薬局もいちいち患者さんに聞かなくてもいいし、無駄な疑義照会がなくなっていいと思います。

 

それ以降のデータは?です。スピーカーの人はレストランや、スーパーに行ったら、生活習慣からこれを食えとか、買い物はこれを買えとか提案される社会を目指しているそうだけど、言うこと聞くのだろうかとはなはだ疑問です。 

和多志だって、から揚げとビールが大好きで、買い物にいったら、野菜が不足しているので野菜を食えとか、お酒は今日は控えろといわれても、言うこと聞かないです(笑) 

 

あくまでも理想論であり、PHRの応用は夢物語だよなと感じました。地に足がついていないというか。

 

慶応大学の先生は今後病院に万能AIを導入するようなことをいっていました。 これはすごいことで、現在要素還元主義にはまっている医療業界には総合医はほぼ存在していません。 いきなりAIの総合医が誕生することになります。

それもデータから全く関連のない病気まで診断できる要素を含んでいます。

 

薄毛と歯肉炎の相関性とか、肝機能低下と痔の相関性など、たくさん相関性がありますが、現代医療ではまったく切り離されています。

これが説明できて、診断できるとなると勉強していないチマニ依存の町医者は一掃されることになるでしょう。

 

あともう1つ納得したのは、身体症状だけではなく心についても触れていたことです。 これも本当にそうだなと思います。

 

生活習慣病という言葉があるように和多志は思考習慣病があると感じています。 その人の思考が病気を生み出していくのです。

 

また依存症も問題だと思います。 砂糖依存、炭水化物依存、食事依存、薬物依存しなくても日常の食事でも依存はあります。

 

以上の演題から、今後の日本は予防医学に舵をきりつつあるんだなと感じました。

 

病気になる前に手を打つ。歯科がその段階に完全に入っています。 検診をして虫歯や歯周病にならないようにしてなるべく歯を欠損しないようにするようになっています。

 

ただし、内科に関しては、健康診断だけをやっても病気が増えるだけなのはわかっています。 

これからは病気にならないための工夫が必要であります。

 

それには劇薬ではありますが、国民皆保険制度の見直しが一番効ききます。 

 

かぜや軽い症状の場合は自費にするのです。 オペが必要な重症な場合、難病による高額医療は保険が効きますが、一回数千円で済むようなものは自分で払ってもらうにするのです。生活習慣病で緊急性を伴うものは保険効かせてもいいですが、ずっと漫然と生活習慣も見直さず薬を漫然と出しているのは自費にすべきです。 金銭の痛みを伴うと生活習慣を見直しますから。

 

いずれにしても、これからはいかに病気にならないで生き、健康寿命を延ばすかというのがポイントになるなあと感じました。

 

 

 

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