指桑罵塊(しそうばかい)
指桑罵塊(しそうばかい)
この言葉は中国の古典文学を読んでいた時に出くわしました。
意味は中国の兵法書36計の計略の1つだそうで、味方に対して行う計略だとされています。
桑を指さして、槐を罵るともいうそうです。
強者が弱者を屈服させるときに警告する方法。 本当に注意したい相手を直接名指しして注意するのではなく、別の相手を批判することで間接的に人の心をコントロールしようとする作戦。
たとえば上司が部下を注意したいが、直接言われると反発したくなるのは人情であります。
そこで部下もやっているが、よりひどい他者を指して、あのものは実に愚かであると部下たちに言えば、部下は自らを恥じ自然にと身をただすことになります。
こうして反発されることなく正させるのも指桑罵槐の計であるそうだ。
まあ確かに直接言われるとね いや感じがするけど。
しかし以前勤めていた会社ではもっとすごい輩がいました。
同じことをしていても悪いという自覚がない人です。 これをこの指桑罵槐の計を使っても無意味です。
すごい人がやっているんだと逆に感心しました。
くれぐれも自覚がある方にこの計を使ってください。
指桑罵槐は使ってみる手はありそうです。日本人には向いているかもしれないですね。