映画 52へルスのクジラ
映画 52ヘルツのクジラ
なかなか意味深な映画でした。 52Hzはあまりにも高音すぎて、クジラには聞こえない。孤独なクジラなんだという意味でした。
それを人間に当てはめている。
世の中には叫んでも届かない声。あるよなぁって。この映画を見て感じたのは、人はつらいことや酷い目に遭った人ほど、やさしくなり、相手のことを理解できるんだろうなあと思いました。
人生生きていればいろいろあるし、嫌な人もいるしいい人もいるし。なんでこんなに不幸なんだと思うこともあるけど。
でもそれは、ある意味受け取り方の問題であって、事故にあっても実は致命傷を避けてたみたいなことが起こりうるわけですよね。
また会社とかに居ればいろんな人がいて。人間関係で苦しむ人が恐らく6割から8割ぐらいいるんじゃないでしょうか?
自分に似ている人には腹立つし、しぐさや言い方にカチンとくる場合もありますよね。
でもでもトレーニングと思えば大したことない。いろんな人の対処方法を学んでいると考えれば最高の修行の場ですよね。
あとは家族という概念を再認識しました。いったい家族ってなんだろうか?
何のために存在しているのか?
家族円満とはどういうことか?
家族の繋がりとは一体何なのか?
を考えてしまいました。
血が繋がっていなくても家族。親が再婚して家族なる。 本当に家族なのかなって。
この映画を見て一つ思い出したことがありました。それは日本の家族の考え方と、中国の家族の考え方の違いでした。
日本の家族は血縁をとても大事にします。そして、血縁を中心に生活します。
そしてその家族が集まり。す。そしてその家族が集まり。集落を形成して行きます。
しかし、中国の場合。土楼に住むという習慣があり。その土楼では何十家族が一緒に生活をします。
その家族たちは他人でも家族の扱いをします。世話焼きもします。
この土楼のドーナッツのような家に住んでいる。多くの家族は家族であり、仲間なのです。
ですから、この土楼の中では盗んだりしません。
中国の方の家族の考えの方がなんか自分にはしっくりくるなぁと。感じたものです。
家族とは一体何かを? 問われるような映画だなあと、私は受け取りました。
素晴らしい映画をありがとうございました。