ぼたもちとおはぎ

ぼたもちとおはぎ

 

母がつくるぼたもちは格別で、よく作ってくれていました。 誰が食べてもおいしくて、絶賛されていました。

 

しかし母はおはぎとはいいませんでした。ぼたもちといっていました。

 

しかし世間ではおはぎという言い方もします。 同じものをどうして呼び名が違うのか?

 

宮中言葉のようにお水のことをお冷というのようなことなのか ずっと謎でした。

 

しかしあるユーチューブみていたら、和菓子はもともと薬であるという主張をされていてびっくりしました。

 

ぼたもちはぼたんもちといい、薬。 おはぎは萩をいれてつくっていたというのです。

 

世間では春分はぼたもちで、秋分はおはぎという説明でしたが、 どうも違うようです。

 

秋が萩をつかっていたということであれば、春は牡丹を使っていたということになります。

 

なかなか意味深な話です。

 

牡丹は根っこを婦人病に使います。漢方の原料です。

 

しかし萩は現在は全く利用されておりません。秋の七草がゆで利用されていますが、春の七草がゆは皆さんよく食べますが、秋の七草がゆはあまり見かけないし、和多志自身食べたことがないです。

 

そういえば先日ういろうの発祥の地、小田原に行ってきました。 ういろうとはもともと薬の名前であり、人の名前であったそうです。 てっきり名古屋の大須外郎、青柳外郎が本場もんだとおもっていましたが、残念でした。

 

この話を知った時、JINというドラマで脚気を直すのに、ドーナツを開発して食べさせて脚気を直したというのを思い出しました。

 

良薬は口に苦しにいいますが、そうでない場合もあるのですねえ。

 

 

次の記事へ

»