指桑罵槐

指桑罵槐

 

最近紀元前のころの中国の書籍を読んでいまして、中国の兵法には本当にうなることが多く、よほど数千年戦いをしてきたのだろうなと感じます。

 

この指桑罵槐(しそうばかい)というのは兵法書の兵法36計にある戦術だそうで、ちょっとうなってしまったのでここに取り上げます。

 

意味は桑の木をさして槐をの木を罵るという意味で、強者が弱者を屈服させるときに警告する方法だそうです。

本当に注意したい相手に直接注意するのではなくて、別の相手を批判することで間接的に人の心をコントロールしようとする作戦だということらしい。

 

例えば上司が部下を注意したいが、直接言われると反発したくなるのはヒトの性。

 

そこで部下よりひどい他者の部下たちに言えば部下は自らを恥、自然と身をただすことになる。

 

こうして反発されることなく正させる方法が指桑罵槐であるそうだ。

 

2000年前の知恵が現代でも使える手法であります。