海外から見た日本

海外から見た日本

 

死者悉皆成仏(ししゃしっかいじょうぶつ)という言葉を使って日本人を説明されているのを読みました。

 

仏教用語なのでほとんど知らない言葉だと思います。和多志も存じ上げませんでした。

 

死んだ者はすべて1つも残らず成仏するという考えです。日本人はそれが動植物までが対象という考えです。

山川草木悉皆成仏ともいうそうです。

 

すごい考え方です。 確かに日本人は生きているうちは、いがみ合ったり、罵ったり、いろいろしますが、相手が死んでしまえば、もうそれ以上はしません。死んだら仏様ですから、許しますし攻めません。

 

こういった考えは日本以外ではあまりないようです。 死んでもたたってやるとか、死んでも死体を傷つけたり、遺骨を踏んづけたりすると聞いたことがあります。

 

こういった日本人の遺伝子に組み込まれている思想や考え方は宗教というより民族の資質なのかなと思います。

誰から教わったのか覚えもないですが、家族や地域で生きているうちに誰からともなく教わり、しみこんでいったのでしょう。

 

なかなか当たり前のことは気が付きませんので。 

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