ショックドクトリン
ショックドクトリン
「ショックドクトリン」という用語は、カナダのジャーナリストであるナオミ・クラインによって提唱されました。彼女の2007年の同名の著書で説明されています。
ショックドクトリンは、政府や権力者が危機や混乱の状況を利用して急速な政策変更を実施し、市民の不利益につながるような政策を強行する手法を指します。
この手法では、人々が混乱や危機に直面している間に、彼らの注意が分散され、抵抗や反対が弱まることを利用して、市民の権利や福祉に対する攻撃的な政策が実施されます。
具体的な例としては、自然災害やテロ攻撃、経済的な危機などが挙げられます。これらの状況下では、政府や権力者は非常事態を口実にして、市民の自由や民主的なプロセスを無視し、急速な政策変更を推し進めることができます。
その結果、民主主義や市民の権利が脅かされ、富や権力の集中が進む可能性があります。
クラインは、この手法を植民地主義的な支配や新自由主義の政策の一環として批判し、市民がこのような政策に対抗するためには、情報の共有や組織化、民主的なプロセスの回復が重要だと主張しています。
ショックドクトリンなんて単語知らんかったわ。でも今日本で行われているのはまさにショックドクトリンだ。
その柔らかいショックドクトリンは不安商法に応用されて、生命保険をはじめ、シャンプーでの洗いすぎによる禿マーケティングの構築、食べすぎを促進することで生活習慣病の育成による病院繁盛マーケティングなどなど
いろいろな場面でこのような仕組みが組み込まれているんだろうねえ。
よく考えて行動しないとと巻き込まれます。