レジリエンス

レジリエンス

 

初めて聞いたなこの言葉。 レジリエンス

 

レジリエンスとはもともと物理学の用語であった。ストレスは外力によるひずみを意味し、レジリエンスはそれに対して外力によるひずみを跳ね返す力として使われ始めた。

 

精神医学ではもなのが2004年に述べた極度の不利な状況に直面しても正常な平衡状態を維持することができる能力という定義が用いられる事が多い。

 

1970年代には貧困や親の精神疾患といった不利な生活環境に置かれた児童に焦点をあてていたが、1980年代から2000年にかけて成人も含めた精神疾患に対する防衛因子抵抗力を意味する概念として徐々に注目されはじめた。

 

具体的にわかりやすい例がPTSDである。 1995年のアメリカの論文には、アメリカ人の50%から60%が何らかの外傷的体験に晒されているがそのすべての人がPTSDになるわけではなく、PTSDになるのはその8%から20%であるという。

 

2006年の論文では、深刻な外傷性のストレスに晒された場合、PTSDを発症するのは14%程度と報告されている。ではなる人とならない人の差は何かというのがこのレジリエンスである。

 

このレジリエンスを日本語に訳するのはなかなか困難ですが、回復力、適応力、変化対応力と訳されることが多いそうです。

 

確かに同じストレスでも氣がくるってしまう人がいれば、よくこんな環境で生きているなと思う人もいます。

 

ストレス耐性力が自分にはしっくりくる訳かなあ  

 

例えば上司に責められた場合、レジリエンスが高い人はあいつが間違っている馬鹿野郎みたいに思う人であり、レジリエンスが低い人は、上司がいうことが正しく、自分が間違っているからと自分を責める人が多いのかな。

 

この線引きは実に難しく、児童であれば人生経験がすくないため、親が正しいと思っていますで自分を責めますね。

 

こうなると和多志は結構この能力は高いかもしれません。(笑)

 

このような視点を人事に取り入れればと思いますがあまり聞いたことはありませんねえ。 和多志が知らないだけかも業界の人間ではないので。

 

ちょっと調べるとConnor-Davidson Resilience Scale (CD-RISC): という評価方法があることがわかりました。

 

ここでは「心の回復力」と呼んでいました。 なるほどねえ 心の回復力か いいこと言うねえ。

 

この手法が浸透すると、困難に立ち向かった時に心が折れずに竹のようにしなり、元に戻ることができるような人財を見つけることができますが、まあ敵もさるものながら、学校秀才もいますので、現実に困難にぶち当たった時にどうなるのか確認するしかないのかな。

 

レジリエンスは鍛えることもできるそうです。以下その手法だそうです。

 

〇ポジティブな考え方を養う: 困難な状況に直面したときに、物事の明るい側面を見つける習慣をつけることで、ストレスへの抵抗力が高まります。

 

〇ストレス管理: 適度な運動、瞑想、深呼吸、リラクゼーションの技術などを取り入れて、日常のストレスを管理することが重要です。

 

〇柔軟な思考: 変化に対応できる柔軟な考え方を持つことが、予測不能な出来事に対する耐性を高めます。

 

〇サポートネットワークの構築: 家族、友人、同僚など、信頼できる人とのつながりを大切にし、困難な時に支えを得ることができるようにしておくことが大切です。

 

〇目標設定と計画: 現実的な目標を立て、それに向かって少しずつ前進することで、自信をつけることができます。また、計画を立てることで、予測不可能な状況にも冷静に対処できるようになります。

 

〇失敗を成長の機会と捉える: 失敗や挫折を経験した際、それを学びの機会と捉え、成長のためのステップとすることで、レジリエンスが強化されます。

 

〇自己ケア: 健康的な食事、十分な睡眠、そして自分を大切にする時間を持つことは、精神的な健康を維持するために必要です。

 

〇マインドフルネスの実践: 現在の瞬間に集中し、過去や未来への過度な不安を減らすことで、心の平静を保つことができます。

 

 

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