恋に落ちるというが、どうして落ちるのか

恋に落ちるというが、どうして落ちるのか

 

恋というのは 旧体字では「戀」と書きました。

意味は以下の通りです

〇対象に強く引かれる。思いこがれる

〇 男女の愛

 

漢字の成り立ちは以下の通り

 「恋(戀)」は「会意兼形声文字」(攣の省略形+心)です。 「糸の象形×2と取っ手のある刃物の象形」(「誓いの糸を引き合う」の意味)と「心臓」の象形から、「心が惹かれる、こいする」となったそうです

 

いいですねえ誓の糸を引きあうなんてロマンティックです。 和多志は糸言糸というつくりをみて、糸電話をイメージしてしまいましたが、糸電話ではなかったですね。 当時は紙コップはないもんねえ。

 

ではどうして昇るのではなく落ちるのかですが、以下の3点がポイントのようです

 

〇突然の感情の変化
「落ちる」という動詞は、何かが突然下へ向かう様子を表します。恋愛感情も同様に、予期せぬ瞬間に強烈に感じられることがあります。そのため、恋愛の始まりが突然であることを「落ちる」と表現しているのです。

 

〇制御不能な感情
落ちるという行為は、自分の意志で止められないものです。同様に、恋に落ちるときは、自分の感情が自然に生じ、抑えがたいものであるため、この表現が使われます。

 

〇不可逆性
いったん落ちると、元の場所に戻るのは難しいという意味もあります。恋愛においても、恋に落ちたら、簡単には元の感情に戻れないことを象徴しています。

 

突然、制御不能、不可逆性です。 

 

なるほどねえ これでは昇るとはいわないし、イメージに合わない。恋に落ちる人をみて経験的にそのように表現したのでしょう。

 

これは英語でも fall in love というので一致しています。 

 

恋に落ちると、我を失い、あばたもえくぼにみえてしまい、3年後にはっと我に返るのかな? 

 

 

 

おちた恋は3年後に目覚めるという本もあります。 

3年目の浮気という歌もありますが、これは実質2年ですから、本来は4年目の浮気でしょう。 もしくは3年後の浮気ならわかります。 

 

恋と愛の違いを説く人もいます。 恋はしたごごろ、やりたいばっかりだろうと。 

 

愛はうわごごろ。 パートナーのために何ができるのかを考える利他心を持つようになればベストパートナーになるのでしょうねえ。