英語にできない日本語 よろしくお願いいたします

英語にできない日本語 よろしくお願いいたします

 

今日は体育の日です。10月10日は一年で一番腫れが多い日というので決めたそうです。

 

さて英語にできない日本語シリーズです

 

 

これはメールでも話言葉でも使いますが、英語にはしにくいです。

 

「よろしく お願い いたします」

 

これをDEEPL writeで翻訳すると、Thank you for your cooperation.となります。 このまま読むとご協力ありがとうです。

 

なんか意味が違うように思うのです。

 

この文を使うときは以上よろしくお願いします。となりますが、色々とご多忙中ご面倒おかけしますが、仕事を期限通りちゃんととやってくださいというニュアンスが強いです。

ここまではっきり書いたり言ったりすると相手が傷つくのでやんわりという文化がこのような意味の分からない文章になると思います。

 

 

日本人は「空気を読む習慣」ではないかと思うわけです。 おどけた空気なのか、格式のある空気なのか、無礼講でもいいのか

直接コミュニケーションではなくこういったコミュニケーションは間接コミュニケーションというそうです。

 

たとえば、以下のサインがあります。 知らない人にとっては???ですよね。

 

〇時計を褒められたら → そろそろお引き取りください

 

〇ゆっくりしっていたらええやないですの → そろそろ帰ってくれんかな

 

〇お茶漬けでもどうですか → そろそろお帰りください

 

日本人はあまりに気を使う民族なので、このような遠回しの表現になっていると思われます。それは世間様、コミュニティへの配慮といえると言えます。

 

いいか悪いかわかりませんが、西洋化がどんどん進んでいるため、KYと呼ばれる民族が増えているのでしょう。

はっきり言ってくれればいいのにという方も増えているように思います。

 

これはなかなかややこしい文化だと思いますが、狭い国土の中で培ったスタイルではないかと存じます。

 

いぜんハラルの認証のためにイスラムの方にどうして酒はだめなのかを聞いたことがあります。

 

それは酒を飲んで喧嘩になってしまい、民族が滅びたことがあるので、酒を禁止するのは民族を守るためだそうです。

 

酒は人格を変えるということも言えますが、酒が人格を変えるのではなくて、酒が本来の人格を引っ張りだしていると思います。

酒で人格が変わるのは日ごろよほど自分を抑えて生きているということでしょう。

 

言いたいことを100%相手にいうのは簡単ですが、関係はぎすぎすします。 だれだって傷つきたくないですから。

 

ですからオブラートに包んで、やんわり言いたいことを伝えるという文化が発達してきたのでしょう。 それが民族が2684年(令和6年現在)も続いている理由かもしれないです。