侍タイムスリッパー

侍タイムスリッパー

 

ネットで知ってどこでやっているのかと調べたらなんと阿久比町でやっているじゃないかと。

早速観に行った。

 

         【侍タイムスリッパー】

侍タイムスリッパー

 

自費での制作であり、俳優は有名どころはでていない、時代劇であるが、試写会したらいきなり158か所で上映がきまったり、海外での評価が高く評判になっているということだった。

 

自作であるということ、時代劇であるということに大変興味を引きました。

 

時代劇というのは最近ぜんぜんやらないなあと思っていたが、費用が高いのでやらない方向になっているようです。

このような社会情勢と侍、今の日本がどんな人たちに支えられて現代の平和な日本が存在しているのか歴史的な視点、日本人としての矜持などもう複雑に絡めてあって喜怒哀楽を刺激されて、素晴らしい映画でありました。

 

絶滅した侍の思い、会津藩の武士としての覚悟、明治維新を肌で感じとれました。会津藩は最後まで幕府に忠誠をつくした藩でした。

歴史探究クラブで会津藩を探究したとき、白虎隊の悲劇について調べたことがありましたからなおさら感じるものがありました。

 

現代人では死は隠され、死は負け、生が勝ち。人をだましても嘘をついても生き残った方が勝ちという価値観に成り下がってしました。

しかし侍というのは、常に死を覚悟して生きています。

死と隣り合わせなのです。 覚悟というのは死を覚悟し、けっして嘘をつかず、人をだまさず、論語にそった生き方をしているのでしょう。

 

明治維新以後そういった覚悟のある大人は皆殺されたか、表舞台から追い出されました。 でも絶滅したわけではなかった。

しかし日本は中国、ロシアに勝って領土を広げていったとき、日本は脅威と映ったのでしょう。

 

大東亜戦争でコテンパンにつぶされて、武器の製造、飛行機の製造は国際法で禁止されて現在にいたります。

またGHQにより、公職追放をされたり、CIAのスパイに成り下がって生き残った連中が戦後を牛耳り、侍は完全に絶滅してしまいました。

GHQはさらに3S戦略も行い、教育、娯楽を変容させどんどん馬鹿にしていきました。

 

でも日本は2684年も続いている国です。たかだか80年のことでへこたれません。  

 

日本人の遺伝子はそんなことでは何ともならないのです。

 

一番わかりやすいのが、安易な経営者が最近退場しつつあることです。金儲けだけが目的な人です。 

何をやりたいのかが金儲けだけ。 今だけ金だけ自分だけのお方です。

このような方は最後会社を売り飛ばして終わりです。 儲かればいいので。 そんな会社にいる社員はお気の毒です。

給料はあがらない、むしろ下がっていく。福利厚生はほぼなし。リストラして株価だけをあげて、高配当をする特徴があります。

早く逃げ出した方がいいです。

こんな安易な経営者ばかりになってしまいましたが、最近徐々に退場してきているようです。いいことです。

 

儲からなくても自分のやりたいことを実行する。そんな会社が今度評価されていくことでしょう。

 

 

そんな古き良き日本人を思い出せさせてくれるそんな映画でした。

 

日本は捨てたもんじゃない!