耐性雑草ですって!

耐性雑草ですって!

 

よく考えて見れば生物だから耐性をもってくることがありますよね。

 

和多志は薬屋のため耐性菌ということは良く知っていましたが、再生雑草というのはあまり耳したことがありませんでした。

それに我が家では、雑草とはよばず野草といい、1つ1つ食べれるのかどうか確認して、食べるようにしてます。

うまいか、食感の良しあしは別としてほとんどの野草は喰えるので、食糧危機になったら野草が活用できるのではないかと。

 

 

以下引用(MIT)

国際除草剤耐性雑草データベース(International Herbicide-Resistant Weed Database)を運営する雑草学者のイアン・ヒープ博士によると、この現象は500件以上の特有な事例があり、273種の雑草で確認されており、今も増え続けている。雑草は168種類の異なる除草剤に対して耐性が進化しており、31の既知の「作用機作」のうち21に対して耐性を獲得した

以上引用(MIT)

 

 

アメリカでは、耐性雑草(herbicide-resistant weeds)が農業における大きな問題となっています。特に、除草剤ラウンドアップ(グリホサート)に耐性を持つ雑草が増えており、農業生産性やコストに影響を与えています。耐性雑草の問題は、過度の除草剤使用や単一の除草剤に依存する農業システムが一因となっているとされています。

 

主な耐性雑草の種類

〇アメリカセイタカアワダチソウ (Palmer amaranth)
グリホサート耐性を持つことで有名。特に南部の綿花や大豆の畑で深刻な被害をもたらしています。

〇イタリアンライグラス (Italian ryegrass)
グリホサート耐性だけでなく、他の多くの除草剤にも耐性を持つようになっており、米や小麦などの生産地で問題となっています。

〇コウシュンタイビエ (Kochia)
北アメリカ西部で主に問題となっている雑草で、多様な除草剤に耐性を持っています。

 

耐性雑草の増加原因

〇グリホサートの長期間使用
グリホサートが1990年代から広く使用され、耐性雑草が出現する土壌が作られてしまいました。

〇単一管理手法への依存
作物に対する除草の管理が単一の除草剤に頼りすぎているため、雑草がその薬剤に適応する時間が増えました。

〇農家への影響

耐性雑草の対策には追加の除草剤や異なる農法が必要となり、結果としてコストの増加や収穫量の減少が見られます。多くの農家は、複数の除草剤を使用したり、作物の輪作を取り入れたりすることで対応していますが、根本的な解決には至っていません。

 

対策

作物の輪作
耐性を避けるため、複数の作物を交代で植えることで、雑草の進化を抑えることができます。

異なる作用機序を持つ除草剤の使用
同じ作用機序を持つ除草剤に耐性が出ないよう、異なる除草剤を併用することが推奨されています。

 

 

雑草まで耐性を持つようになるとは。 生物である以上種の保存の本能が働き耐性を持つようになるのでしょう。

しかしこんなにアメリカでは問題になっているとは。

 

農業は和多志はあまりしりませんでしたが、こんなことになっているとはびっくりしました。

 

これからは奇跡のりんごの木村先生が進めている、自然農法がベストなんだろうと思いました。

 

共生関係を生かした土づくりが大切であると。 植物、蟲、菌類、動物が共生関係を形成して健康な土壌が育成されて作物が育つ考え方。

 

農業も60年代ころから、生物の工業化されてきたように思います。

 

農薬に頼りすぎていた農業は現在危機的な状況にあるようです。