英語にできない日本語 「しぶい」

英語にできない日本語「しぶい」

 

渋いにはいろいろな意味で使われます。 これを一言で表現することは英語では場面によって意味が合いが変わるので表現も変わってしまいます。

 

〇味や風味に関する「渋い」

渋柿や渋茶など、口に含んだときに渋味を感じるという意味。

英語表現: astringent

例: This green tea has an astringent taste.
(この緑茶は渋い味がする。)


〇外見や雰囲気に関する「渋い」

落ち着いていて洗練されている、派手ではないが味わい深いという意味。

英語表現: subtle, understated, sophisticated, refined

例: His style is subtle and refined.
(彼のスタイルは渋くて洗練されている。)


〇態度や反応に関する「渋い」

乗り気ではない、慎重な態度を示しているという意味。

英語表現: reluctant, reserved, displeased

例: He gave a reserved reaction to the proposal.
(彼はその提案に対して渋い反応を示した。)


〇趣味や選択に関する「渋い」

一般的には好まれにくいが、独特の良さを持つものを評価する場合。

英語表現: niche, tasteful, cultured

例: That’s a niche choice of music!
(それは渋い音楽の選択だね!)


〇顔つきや表情に関する「渋い」

無表情または険しい表情をしているという意味。

英語表現: grim, stern, serious

例: He had a stern expression on his face.
(彼は渋い表情をしていた。)

 

すべてにおいて英語表現はありますが、近いというだけでぴったりの表現というのは困難です。

 

日本語の表現力はすごいなあと思います。