氷を作るのにお湯からのが早い???
氷を作るのにお湯からのが早い???
バーテンダーの漫画、「バーテンダー神のグラス」の雑談していたときに、知人から氷はお湯からのが早くできるんだよねとぼそっと言われて、そうなんだ?と理由は知らんけどねと言われて氣になっていました。
理由はわからないそう。でも名前はついていてムペンバ効果というものでした。 発見したのは13歳の子供がアイスクリームを横着して熱いままに凍らせたら早く凍ったというものです。 いいですねえ。この子は常識にとらわれず、実行したので起こった現象です。
発見はこういった常識を外れる行動から生まれることが多いですよね。
以下あくまでも仮説でほんとのことはわかっていません。
お湯から氷を作るほうが速くなる場合がある現象は「ムペンバ効果(Mpemba Effect)」と呼ばれます。この現象は、冷たい水よりも暖かい水が冷凍されるときに早く凍ることがある、というものです。ただし、この効果が起こる理由や条件は完全には解明されていませんが、いくつかの仮説が提案されています。
主な仮説
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蒸発の影響
暖かい水は冷却の過程で一部が蒸発します。蒸発によって水の総量が減り、凍結に必要な熱量も少なくなるため、結果的に早く凍ることがあります。 -
対流の影響
暖かい水では温度差によってより活発な対流が発生します。これにより、水全体の温度が均一に冷却されやすくなり、凍るプロセスが促進される場合があります。 -
過冷却の抑制
冷たい水は、凍る直前に過冷却状態(0°C以下でも液体のまま)になることがあります。一方、暖かい水ではこの過冷却が起こりにくいため、凍結が始まる温度に達しやすくなる可能性があります。 -
溶存ガスの影響
暖かい水は冷たい水よりも多くの溶存ガスを放出するため、水の性質が変化し、凍結しやすくなると考えられることがあります。 -
周囲との熱交換
暖かい水が冷却器に置かれると、初めは周囲との温度差が大きいため、熱の放出が効率的に行われる可能性があります。