カースト制度の本来の意味

カースト制度の本来の意味

 

ある本を読んでいたそうだったのかと知りました。

 

この分類は身分制度のことではなく、目覚めの度合いによってインドの賢者たちが分類したそうです。

以前からどうしてこんな生まれながらにして身分が決まっている不条理なことが存在するのかと不思議に思ったものです。

 

本来の意味とは以下の通りです。

 

〇スードラ 肉体労働によって社会に奉仕できる人  肉体的な要求や欲望を満たすことだけに人生を目的としています。彼らは食べて眠って働いて子供作って最後に死ぬだけの人生。 今日多くの人がこの段階で生きており、毎日肉体的満足の事だけ考えて生きています。

 

〇バイシャ 知能や技能を使い農業、商業、工業などの事業を営んで社会に奉仕できる人 知能的技能的活動に満足を感じる場所に属する人はいつも仕事のことを考えています。その中には金儲けのことしか考えていない人達も多く、彼らはたいていその儲けた金を感覚的娯楽のために浪費しています。 しかしバイシャの中にも優れた実業家ははるかに進化しており創造的性質を持っています。

    

 

〇クシャトリア 政治家、役人、軍人などのように秩序を守るための行政管理能力や人々を保護するための武力を持って社会に奉仕できる人 すでに金儲けや創造的仕事を終えた人たちで、人生とはいかなるものかについて理解し始めています。そして感覚の誘惑に打ち勝つために自己制御に励みます。 バイシャの人たちはこのような自己の内面的向上のために努力はせず、ただ金を稼ぎ、子供をつくり、仕事以外の人生は無意味だとめったに考えませんが、このクシャトリアに属する人たちはもっと人生を真剣に考えて注文します。人間は自分の欠点を悪習と戦ってこれを克服するべきではないだろうかと。そして事故を改善して正しく行動しようと思います。

 

〇バラモン 作型思考型瞑想型の性質を持ち、冷静に目覚め他人に霊的に啓発できる人 霊的に最も進化して髪を知るようになった人たちです。 

 

人間の意識段階の4つの基本的なことを要約すると、スードラは感覚に囚われた状態。バイシャは事業や創造的に仕事に熱中している状態、クシャトリアは感覚的に誘惑を克服しようと苦悩している状態、バラモンは感覚を克服して神とともに英知を獲得した状態。

 

これは感覚的ですが、よくわかります。

 

なんとも意味深な分類だなと感じました。 また誤解されやすいし、権力者に悪用されやすいものだなとも思いました。

 

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