アスパルテームの以外な作用
アスパルテームの意外な作用
アスパルテームと動脈硬化の関連性
1. 代謝産物の影響
アスパルテームは体内でアスパラギン酸、フェニルアラニン、メタノールに分解されます。このうち、メタノールはホルムアルデヒドに代謝され、炎症や酸化ストレスを引き起こす可能性が指摘されています。
- 酸化ストレスは血管内皮細胞にダメージを与え、動脈硬化のリスクを高める可能性があります。
確かにこのメタノールは神経毒として有名で視神経を破壊されるので危険です。
2. インスリン抵抗性とメタボリックシンドローム
人工甘味料の摂取がインスリン抵抗性を引き起こし、糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクを高めるという研究があります。
- インスリン抵抗性が進行すると、炎症や血管の内皮機能障害が起こり、動脈硬化の原因となる可能性があります。
3.インスリン抵抗性が炎症を引き起こすメカニズム
インスリン抵抗性が進行すると、血糖や遊離脂肪酸の増加、慢性炎症が発生し、血管にダメージを与えます。
① 高血糖と酸化ストレスの増加
- 糖化ストレス(AGEsの蓄積):高血糖が続くと、タンパク質や脂質と糖が結びつき、「終末糖化産物(AGEs)」が蓄積。
- AGEsは血管に炎症を引き起こし、動脈硬化を促進。
② 遊離脂肪酸(FFA)の増加
- インスリン抵抗性では脂肪細胞が分解されやすくなり、血中の遊離脂肪酸(FFA)が増加。
- 遊離脂肪酸は血管内皮細胞にダメージを与え、炎症を誘発。
③ 炎症性サイトカインの増加
- 脂肪組織からTNF-α、IL-6などの炎症性サイトカインが分泌される。
- これにより、慢性的な低度の炎症(慢性炎症)が続き、血管にダメージが蓄積
4.血管の内皮機能障害のメカニズム
インスリン抵抗性が進行すると、一酸化窒素(NO)の産生が減少し、血管の拡張が妨げられる。
① NO産生の低下
- 健康な血管では、インスリンがNOを生成し、血管を拡張させる。
- しかし、インスリン抵抗性になるとNOの産生が減少し、血管が収縮しやすくなる。
② エンドセリン-1(ET-1)の増加
- インスリン抵抗性では血管収縮を促進するエンドセリン-1(ET-1)が増加し、動脈硬化を加速。
③ 血栓形成リスクの増加
- 内皮機能が低下すると、血管の表面が傷つきやすくなり、血小板が集まりやすくなる。
- その結果、血栓ができやすくなり、動脈硬化が進行。
そもそもどうしてインスリン抵抗性が起こるのかです。それをまとめたのかが以下です。
インスリン抵抗性が発生するメカニズム
1. 過剰な栄養摂取と脂肪細胞の異常
**過食(特に糖質・脂質の摂取過多)**は、脂肪細胞の機能を低下させ、インスリン抵抗性を引き起こします。
① 内臓脂肪の蓄積
- 内臓脂肪が増加すると、脂肪細胞の機能が低下し、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6)を分泌。
- これが、筋肉や肝臓のインスリン受容体の働きを阻害し、インスリン抵抗性を引き起こす。
② 遊離脂肪酸(FFA)の増加
- 内臓脂肪が分解されやすくなると、遊離脂肪酸(FFA)が血中に増加。
- 遊離脂肪酸は、筋肉や肝臓の細胞内で異常な脂肪蓄積を引き起こし、インスリンシグナルを阻害する。
2. 慢性炎症と免疫細胞の関与
インスリン抵抗性の背景には、**低度の慢性炎症(サイレント・インフラメーション)**が存在します。
① 脂肪組織での炎症
- 内臓脂肪が過剰になると、マクロファージ(免疫細胞)が浸潤し、炎症を促進する。
- TNF-αやIL-6が分泌され、インスリンのシグナル伝達を阻害。
② 腸内細菌叢の乱れ
- 高脂肪・高糖質の食事は、腸内細菌のバランスを崩し、腸粘膜のバリア機能を低下させる。
- これにより、腸内の細菌由来の毒素(LPS)が血中に流入し、慢性炎症を引き起こす。
3. 運動不足とミトコンドリア機能低下
運動不足は、インスリン抵抗性を悪化させる大きな要因です。
① ミトコンドリアの機能低下
- 筋肉はブドウ糖を取り込んでエネルギーに変換する役割を持つ。
- 運動不足が続くと、ミトコンドリアの働きが低下し、筋肉細胞がブドウ糖を十分に消費できなくなる。
② GLUT4の減少
- インスリンが血糖を取り込むためには、筋細胞表面の「GLUT4」という輸送体が必要。
- 運動不足でGLUT4の発現が減ると、インスリンが効きにくくなる。
4. ストレスとホルモンバランスの乱れ
ストレスホルモン(コルチゾール)がインスリンの働きを阻害します。
① コルチゾールの分泌増加
- ストレスが長期間続くと、副腎からコルチゾールが過剰に分泌される。
- コルチゾールは、血糖値を上昇させる働きがあるため、インスリンの効果が弱まる。
② 自律神経の乱れ
- 交感神経優位の状態が続くと、アドレナリンやノルアドレナリンが増加し、インスリンの分泌や作用を低下させる。
インスリンには脂肪細胞のかかわりが重要です。脂肪細胞の働きをまとめてみました。
健康な脂肪細胞の役割
通常の脂肪細胞(特に皮下脂肪)は、次のような機能を持ち、インスリン感受性を維持する役割を果たします。
- 余分なエネルギー(脂肪)を蓄える
- 食事から摂取した脂質や糖を中性脂肪として蓄積し、血中の脂肪酸や糖を適切に調節する。
- アディポカイン(脂肪組織ホルモン)の分泌
- アディポネクチン:インスリン感受性を高める
- レプチン:食欲抑制やエネルギー消費を調節
- 抗炎症作用
- 健康な脂肪細胞は炎症性サイトカインの分泌を抑え、インスリンの働きをサポートする。
脂肪細胞の機能低下がインスリン抵抗性を引き起こすメカニズム
脂肪細胞の機能が低下すると、以下の3つの主要な経路でインスリン抵抗性が発生します。
① 遊離脂肪酸(FFA)の増加 → 筋肉・肝臓でインスリン抵抗性
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脂肪細胞がエネルギーを十分に蓄えられなくなると、中性脂肪が分解されやすくなり、血中の遊離脂肪酸(FFA)が増加。
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過剰なFFAは筋肉や肝臓に蓄積し、異所性脂肪(ectopic fat)となる。
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筋肉に蓄積 → インスリンが作用しても糖を取り込めなくなる(GLUT4の阻害)
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肝臓に蓄積 → 肝臓の糖産生が抑制されず、血糖値が上昇
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② 炎症性サイトカインの増加 → インスリンシグナルの阻害
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脂肪細胞の肥大化や異常化により、炎症性サイトカイン(TNF-α、IL-6、IL-1β)の分泌が増加する。
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TNF-αはIRS(インスリン受容体基質)を異常リン酸化し、インスリンのシグナル伝達を阻害。
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IL-6は肝臓でC反応性タンパク(CRP)を増やし、慢性炎症を悪化させる。
③ アディポネクチンの低下 → インスリン感受性の低下
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健康な脂肪細胞はアディポネクチンを分泌し、インスリンの作用を高めるが、脂肪細胞が異常になると分泌が低下。
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アディポネクチンが減ると、筋肉や肝臓のインスリン感受性が低下し、血糖値が上昇。
また、動脈硬化はコレステロールや中性脂肪が高いということでピタバスタチンやら、薬を投与されていますが、どうも石灰化が原因のようです。 このアスパルテームは直接的には石灰化は起こしませんが、間接的に起こすことが最近分かってきたようです。
どうしたらいいのというとアスパルテームはたまに摂取するのはいいですが、常時大量に摂取するとなると、大変危険です。
5年、10年後か、動脈が石灰化をおこして、動脈硬化をおこし、血圧が上昇してしまうことになると思われます。
大動脈解離など重大な血管の疾患を起こす可能性があります。
しかし人間生きていると食事というのは楽しみの1つであり、甘いもの、炭水化物を食べるなというのは好きな人にとってはまさに「死」に値することでしょう。
腹八分に医者いらずで3食たべても腹八分がよろしいかと。 できれば一日1食から2食、週一でもいいで、プチ断食がお勧めです。