エンテロクロマフィン細胞とは
エンテロクロマフィン細胞とは
19世紀に見つかり、1950年ごろエンテロクロマフィン細胞からセロトニンが分泌されることがわかりました。
セロトニンといえば、ハッピーホルモンといわれて脳内のことを言われますが、実はセロトニンは脳内は全体の10%程度であとの90%は消化管に存在します。
胃、十二指腸、小腸、大腸とエンテロクロマフィン細胞が存在してセロトニンを分泌してくれています。 食べものの消化吸収に役立っています。
消化管のセロトニンが少なくなると便秘傾向になり、多すぎると下痢になります。
便秘と下痢は性差がありますから、ストレスがかかると男性はセロトニンが増加して下痢になりやすく、女性はセロトニンが減少して便秘になりやすいということが言えると思います。
また脳内ではエンテロクロマフィン細胞が存在していなく別の細胞があります。セロトニン作動性神経細胞です。 おもしろいですね。
分泌される物質は同じなのに、分泌する細胞が異なるのですから。
便通はセロトニンを制御することが必要だということが分かってきました。
またストレスによって交感神経を刺激したり、コルチゾールのホルモンによってこのエンテロクロマフィン細胞、セロトニン作動性神経細胞を刺激してセロトニンを分泌することが分かっています。
この仕組みを生かして、安全な安定、睡眠処方を開発したいと思います。