お酒の神様

お酒の神様

 

ある本を読んでいたら、お酒の神様のことが書かれていた。 ギリシャ神話に登場する「ディオニューソス」という神でした。この神は「ワインの神、祭りと演劇の守護者、人間の本能的な喜びと狂気を象徴する神」ということでした。 

 

ワインの神、祭りや演劇はいいとしても、人間の本能的な喜びと狂気というのがひっかかります。

 

日本には酒にまつわることわざもあります。

 

酒は百薬の長(長生きの薬)

酒は飲んでも飲まれるな(理性を失うほど飲んではならないの戒め)

酒は憂いの払う玉箒 (悩みや心配事を払ってくれるすばらしい箒のようなものの意)

 

イスラムの人に酒はどうして禁止されているのかと聞いたことがあります。 

 

それは酒を飲んで言い争いになり、喧嘩になり、戦争になって民族が滅びるからだと教えてくれました。

なるほどね ヨーロッパな中東の人たちはワインを水代わりにのんでいるので酒に強いですから、知らないうちにアルコール中毒になってしまうからでしょう。 

 

医学的にみても酒、つまりエタノールは血流脳関門をやすやすと通過してしまいますから、あまり飲みすぎるのはよくないでしょう。 メタノールを飲めばもっとはやく酔えますが、視神経を破壊してしまいますので、誰も飲みません。 

 

要は酒は飲んでもいいけど理性が効く範囲で飲むというのが正解なんでしょうねえ。

 

では日本の酒の神とはどうかというと、日本では神社にはお酒はつきものですから、酒の神という概念はあまりないんじゃなかと思いました。むしろ酒というのは薬に分類されていたかもです。 

 

海外の酒の神と聞いてまあそういえばそうだなと思ったくらいでした。

 

日本では大神神社の大物主神(奈良) 松尾大社の松尾大神(京都)少彦名神など有名だそうです。

 

 

1つ不思議なのが、酒(発酵)は世界中に存在していますが、発酵調味料はあまり存在してないのが気になります。

日本のような甘酒、しょうゆ、みそ、酢、糠つけ、納豆、塩辛、すし、甘茶などはあまり見当たらないです。

韓国のキムチ、魚醬、くらいかな。 どうしてだろうって。 またわかったら書きます。

 

なんでも適度がいいですね。腹八分で。  

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