ファスティングについて

ファスティングについて

 

ファスティングは胃腸や代謝酵素を生かす意味ではとても重要であると考えています。 特に皮下脂肪を消化させるにはもってこいの手法です。

 

ファスティングでいったい体内ではどんなことが起こるかです。

 

一回目の空腹感をがまんすると以下のことがおこります。

初期の断食(12〜24時間)

  • 肝臓のグリコーゲンが主なブドウ糖源

  • ブドウ糖が優先的に使われる

  • 脳・赤血球などブドウ糖依存の組織が多いため

 

 

2回目の空腹感を我慢すると、次のようなことが起こってきます。

 

48〜72時間以降の断食(長期)

  • グリコーゲン枯渇 → 脂肪分解 → 遊離脂肪酸 → 肝臓でケトン体生成

  • 脳を含む多くの組織がケトン体を優先的に使うようになる

    • 脳:最大60〜70%をケトン体から供給

    • 心筋・骨格筋:ほぼ完全にケトン体を使用

  • ケトン体がブドウ糖に代わって主要エネルギー源となる

🔑 つまり、断食の初期はブドウ糖優先、長期化するとケトン体優先です。

 

この2回目の空腹が我慢できるかという点が、ファスティングにおいては大変重要です。

 

通常16時ダイエットでケトンはでてきますが、和多志は30時間必要でした。 しかし最近チェックしてみたら、30時間でもケトンが検出されなくなりました。 

そこで72時間ダイエットをしてみましたら、48時間でやっとケトンが出てくるようになりました。

體というのはすごいですねえ。そういう状態でもケトンを出さないで生きていけるように変えてしまうのですから。

 

ある意味體からしたら皮下脂肪を消費してケトンをエネルギーとして使うというのは危機的状況ですから。

 

なお、多くの細胞はケトンをエネルギー源として使用できます。 さらにケトンをつかってエネルギーを作る場合はインスリンは不要なのです。

 

余談ですが、高血糖になると、細胞へのブトウ糖取り込みにはインスリンが必要ですし、貯金のグリコーゲン合成にもインスリンは必要なんですね。

 

これから毎週30時間ファスティングをしないとケトンがでないとはねえ。 驚きです。