新薬 オテズラ
新薬 オテズラ
先日乾癬の患者さんに投与されました。 いきなり高濃度のものをのめず、スタートアップとして2週間徐々にmgを上げていきます。 最終的には60mgの投与です。
副作用がでていました。頭痛があったそうですが、今はないです。
成分名はアプレ三ラストといいます。 PDE4阻害作用です。 リウマチなどの自己免疫疾患に利用されます。
炎症性のサイトカインを抑える作用です。
薬価は一錠990円です。すごい価格ですね。
乾癬は自己免疫疾患です。 自己免疫疾患は、何らかの原因で體に中がごみ屋敷になってしまい、ねずみや、ゴキブリが湧いてくる病氣です。 しかし現代の医療では、このごみ屋敷のごみを処理する氣はありません。
湧いてくるねずみやごきぶりを殺す薬を開発しているだけです。 それが難しくいうと、炎症系サイトカインとなります。
インターロイキン6=ねずみ,インターロイキン4=ごきぶりという関係になります。
でもね よく考えてほしいのが、ねずみやごきぶりがなぜ湧いてくるのかです。
それはごみ屋敷になっているところが主原因です。 ではなぜ體がごみ屋敷になっているのか?
それは體のごみ処理システムがうまく稼働していないからです。
人間の體には下水道と、固形物のごみ処理システムが存在します。 下水道は血液のごみ、漢方では瘀血(おけつ)と表現しています。 肝臓で解毒されて、腎臓でこしとられて尿から排泄されます。
もう一つ固形物のごみ処理システムがあります。これは肝臓の解毒によって無毒化されて、脳脊髄液、リンパ液、体液を使って大腸へ排泄されます。 このごみ処理がうまく機能しないと、體がゴミだらけになってしまい、自己免疫疾患を引き起こします。
現代の医薬品はこのごみ屋敷が原因と分かっていても、このごみを処理しないでその先の薬を開発しています。 ビジネス的には問題を解決しないでその薬をずっと使ってくれますので、ビジネス的には素晴らしいですが。
しかし患者さんにとってはたまったものではないですね。 それは一時楽にはなりますが、根本的にな治療ではないからです。 そのような対処療法を何年も続け、體はさらにごみ屋敷がひどくなっていくだけです。
和多志はこのような症状を少しでも早くごみ屋敷を掃除してくれる薬を開発したいものです。