文献情報 テトラヒドロスチルベングリコシドによる歯髄幹細胞移植はラットにおける歯槽骨再生を促進する

テトラヒドロスチルベングリコシドによる歯髄幹細胞移植はラットにおける歯槽骨再生を促進する

Journal of Endodontics  Vol.45 No.4 Page.435-441(2019)

 

人歯髄幹細胞の治療的可能性は骨再生のために研究されているが、治療効率は臨床応用のためのさらなる考慮と検査を必要とする。したがって本研究の目的は人歯髄幹細胞の骨形成分化におよぼすテトラヒドロスチルベングリコシドの栄養を評価し、ラットの歯槽骨欠損におおける人歯髄幹細胞のテトラヒドロスチルベングリコシド増強骨性ポテンシャルの治療効率を調べることであった。骨形成メッセンジャーRNAの発現を定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応によって調べた。

結論は動物モデルにおいてテトラヒドロスチルベングリコシドはラットの歯槽骨欠損における骨形成のすべてのパラメータ(相対的骨容積、小柱厚さ、小柱数、および小柱分離)を増加させた。テトラヒドロスチルベングリコシドは新たに形成された骨の質を改善するだけではなく新しい骨の量も改善した。 これらの結果は人歯髄幹細胞およびテトラヒドロスチルベングリコシド促進骨再生のテトラヒドロスチルベングリコシド増強骨形成分化を明らかにすることにおいて重要な知見を表している。

 

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