シクロアストラゲノールはテロメア活性あり

シクロアストラゲノールはテロメア活性あり

 

この話は友人の薬膳料理の先生から聞きました。 シクロアストラゲノールは黄耆という生薬の有効成分です。 日本というか、漢方業界ではまったく研究されていないし、ほぼ知られていない成分です。

 

まさか薬膳の先生からシクロアストラゲノールのテロメア活性の話が聞けるとはびっくりしました。 なんとも意識の高い先生です。

 

和多志はこのシクロアストラゲノールは初めて聞きましたが、どうもアストラガロシドという成分がありますが、その仲間の様です。ですからほかの類似物質も同様の作用があるようですね。

 

ではこのテロメア活性とは何かというと、細胞の染色体の末端に存在する遺伝子で、細胞が分裂するたびに短くなり、50回くらいでテロメアが短くなってしまい、細胞が分裂できなくなるということです。

 

テロメア活性があるというこはこのテロメアを伸ばすことができるということです。

 

逆に抗がん剤として研究されているのはこのテロメア活性阻害剤です。 このテロメア活性を邪魔すれば、細胞が分裂できずに、死滅していくという考え方です。でもこれは正常の細胞のテロメア活性も阻害してしまうので、和多志はどうなんでしょうかねえと思います。

 

薬膳先生は黄耆をどうしても使いたかったのですが、日本では46通知という悪魔のような通知があり、医薬品に分類されています。 そのため、料理には使用できないと考えていました。

 

しかしオウギは天然香料基原リストに載っているので、香料として使用できることをお伝えしたところ、大変喜んでいました。

 

薬機法は大前提として、社会通念上一般人が誤認させないということがありますので、ラーメンやチャーハンに医薬品成分が入っていても薬機法には該当せず、それで問題が起これば、食品衛生法違反になるだけです。

 

 

薬膳料理で黄耆が使用できるとなると相当幅広がります。 黄耆自体は腎臓の回復が望めて、利水作用もなるので痰濁(体液のよごれ)が改善していきますので。