バイカリン
バイカリン
これは漢方の世界で有名な成分です。 オウゴンという生薬の有効成分です。
オウゴンは漢方業界では汎用生薬です。 25種類以上の漢方に配合されているほど汎用されている生薬です。
有名な処方は黄連解毒湯、清上防風湯などです。両方ともお肌の炎症を抑える効果があります。
アトピー性皮膚炎だったり、にきびだったりします。 イメージとして炎症を冒して、腫れてたり、熱をもってい
る、化膿しているというイメージでしょうか。
まとめると解熱作用、利尿作用、抗菌作用、抗アレルギー作用、解毒作用となります。 さらに最近の文献ではダイエット、抗うつ、高血圧、生活習慣病などなど実におもしろいフィトケミカルです。
バイカリン
ただし日本ではもっぱら医薬品に分類されているので、食品には分離できませんが、香料としては使用できます。
バイカリンをコンドロイチン、キトサン、ショウキョウ、プロテインサプリ(スポーツ系)に配合すると、痛みが軽減されたり、プロテインサプリならけがが早く治ったりします。
文献情報
〇バイカリンは脂肪組織において熱発生を促進することにより食事誘発性肥満を部分的に軽減する
(Obesity Research & Clinical Practice Vol.15 No.5 page. 485-490 2021)
〇バイカリンはアンギオテンシン2誘発血圧上昇を軽減しMLCK/p-MLCシグナル伝達経路を調節する
(Biomedicine & Pharmacotherapy Vol.143 page. null 2021)
〇バイカレイン、バイカリン、オウゴニン: 脳および網膜における虚血誘発神経変異に対する保護作用
(Oxidative Medicine and Cellular longevity vol.2021 page.null 2021)
〇バイカリンはステロイド様活性を介して乳腺発達を促進する
(Frontiers in cell and Developmental biology vol.9 page.682469 2021)
〇メタボリックシンドロームに対するオウゴンとその2つの活性成分バイカリンおよびバイカレインの有望な影響
(Phytotherapy Research Vol.35 page3558-3574 2021)
〇バイカリンはうつ病の慢性予測不能軽度ストレス誘発マウスモデルにおけるwnt/β‐カテニン経路を介して海馬神経形成を促進する
(Biochemical pharmacology Vol.190 page. Null 2021)
〇バイカリンはHSP72を介して慢性閉そく性肺疾患を軽減する
(Molecular medicine Vol.27 No.1 Page.1-3 2021)
〇バイカリンは脳内出血におけるフェロトーシス(細胞死)を阻害する
(Frontiers in Pharmacology Vol.12 Page.629379 2021)