シトレオロセイン
シトレオロセイン
CAS 481-73-2
【シトレオロセイン】
大黄などに含まれる成分です。
このような文献がありました。 炎症性のサイトカインを阻害とありますので、強い炎症性があります。
「シトレオロセインはマウス骨髄由来肥満細胞においてマイトジェン活性化蛋白質キナーゼ,核因子-κB及びアクチベータ蛋白質-1の活性化をブロックすることにより炎症性サイトカインの産生を阻害する」
アントラキノン系でそんな機能があるなんて驚きです。
またこのシトレオロセイン乳がんの標的成分であるAKT1、EGFR、ESR1に強い親和性があることがわかっているそうです。
AKT1:セリン/スレオニンキナーゼでこれが活性化するとがんの進行を進んでしまうので、AKT1阻害剤が抗がん剤として使用されています。 トルカプとして販売されています。
EGFR:上皮成長因子受容体で遺伝子に異常があると、がんが進行してしまいます。 薬も存在しています。イレッサがそうです。
ESR1:エストロゲン受容体αのことです。エラセストラントという商品名で販売されています。
すごいですね こんな最先端な薬の作用機序とフィトケミカルが同じ作用なんて。