ピーターの法則
ピーターの法則
この法則を知った時は腰が抜けそうになりました。 ピーターさんってすごい洞察力だよなって。
「人は無能になるまで出世する」というもの。
その論拠は以下の通りです。
1 能力主義の階層社会では、人間は能力の極限まで出世する。
したがって、有能な平(ひら)構成員は、無能な中間管理職になる。
2 時が経つにつれて、人間はみな出世していく。無能な平構成員は、そのまま平構成員の地位に落ち着く。
また有能な平構成員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。
その結果、各階層は、無能な人間で埋め尽くされる。
3 その組織の仕事は、まだ出世の余地のある人間によって遂行される。
思わずうなってしまったものです。
だからかーって。 管理職が無能なのはって。
しかしこれはあくまでも入社してからまったく勉強しない人のことです。
会社に入っても、いろいろな勉強したり、資格取ったり継続して勉強している人はこの法則には当てはまりません。
また昇進の打診がきても、断っている人もこの法則には当てはまりません。
ピーターさんすごい。
解決方法も示されています。
1つは専念している仕事に対しては昇進させず、昇給させるべきである。
2つめは十分な訓練を受けないと昇進させないようにする。管理能力がないものは昇進できないルールが大切。
なるほどね。 日本の組織はプレイヤーと監督の線引きがあいまいですから、優秀なプレイヤーにならないと昇進して監督になれないですから。 これも変な話ですが。 プレイヤー昇進とマネージャー昇進は本来なら別ルートにしないとだめです。
プレイヤーが好きな人もたくさんいますから。 プレイヤーでどんどん昇給させればいいんです。
プロ野球みたいに。
またマネージャーに優れている人もたくさんいます。 人を扱うのがうまい、やる気を引き出すのがうまい。
1+1=3にも4にもしてしまう人がいますから。
どうして日本の組織はこのプレイヤーとマネージャーが同一線上で評価されてしまうのか??? 謎です。
同一線上で評価される以上、このピーターの法則が成り立ってしまいますねえ。